UNION #17

2,970円 (税込)

  • 創刊年
  • 2012年
  • サイズ
  • 231mm×298mm
  • 発行部数
  • -
  • 発行年
  • 2022年
  • Japan
  • 出版社
  • Union Publishing
  • 仕様
  • ハードカバー/168p


 この3月で創刊10年を迎える『UNION』は、2012年の創刊以来「素晴らしいものは時代を超えて永遠に輝く」という概念を一貫して掲げてきた。当時の日本国内では珍しかった本職スタイリストによる本誌は、他の追随を許さず確固たる地位を築き上げてきた。それは、現在編集長を務めるHiroyuki Kuboさんの写真への強い思いと美意識が細部まで表現されたアートディレクションに大きな理由があると思う。ほどよい抑揚をつけたストーリーの編集や写真の構成はもとより、余韻を残す余白の使い方、クレジットの付け方など読み込めば読み込むほどそのさりげなくも美しい魅せ方に惚れ惚れする。まるで額縁のように写真を引き立たせる表紙からもひしひしと伝わってくるだろう。
 今号は、前号で初めて生まれた試みであるフォトグラファーのパーソナルワークの編集を取り入れつつ、ファッションコンテンツも復活。久しぶりにシリーズ名として表された「The Greatest」では、1883年生まれの女性写真家、Imogen Cunninghamをフィーチャー。そう、現代の作品だけでなく、過去のそれも並列されるのが『UNION』の大きな特徴でもある。
 エルメスの洋服やテーブルウェアなどをスタイリングして撮り下ろした「Tatami Room」での冒頭にはこうある。「(前略)なぜエルメスが世界中からこれほど永く愛され続けているのか?私たちはいま、その意味を深く理解できるようになった」(意訳)。雑誌として編み続けることで『UNION』を『UNION』たらしめる所以をつくり手自身が自問自答し、読み手に問いかける。私は次の10年も、着々と時を重ねていく『UNION』の熱心な読者であり続けたいと心から思う。

※以下今号の参加フォトグラファー※
Charlotte Lapalus、白川青史、Romain Laprade、当山礼子、Clara Balzary、Julia Hetta、Ben Weller、Fumi Homma、Imogen Cunningham、Quentin de Briey


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