SICK #3

2,420円 (税込)
購入数

  • 創刊年
  • 2019年
  • サイズ
  • 155mm×235mm(本誌)、105mm×148mm(日本語訳ブックレット)
  • 発行部数
  • 1,190
  • 発行年
  • 2021年
  • UK
  • 仕様
  • ソフトカバー/106p(本誌)、26p(日本語訳ブックレット)


 今まで声を上げる機会に恵まれなかった人たちが声を露わにすることで、少しでも理解者が増えていき環境が変わることを望んでやまない。本誌はその一歩として大きな役割を果たすと確信したからこそ、もっと多くの人に届けたいという思いが私自身に生まれ、今号から日本語訳ブックレットを付けて『SICK』を国内流通させることを決めた。翻訳とブックレットデザインはきくちゆみこさんにお願いをした。
 2019年に産声を上げた本誌は、自身も慢性疾患を抱える、Olivia Springが発行人を務める雑誌であり、居場所でもある。Oliviaは、慢性疾患患者として“普通に”働くことの難しさに長年悩んでおり、自身のプロジェクトを始めることで、まずは自分が働きたいと思える環境をつくりたいとの思いから本誌を創刊させた。コントリビューターもデザイナーも全員がなんらかの疾患や障害と付き合っている。年に1冊のペースで発行する本誌からその都度新しい学びがある、とOliviaはいう。3号の制作から彼女は拠点をイギリスからアメリカへ移した。
 23名のエッセイや詩、アートワークが掲載された今号から、ワクチン接種会場で体験した心ない攻撃、障害を不名誉なこととみなす南アジアコミュニティで疾患を持つということ、“慢性”疾患を持つ人にとっての時の考察の3つのエッセイと2つの詩を日本語でお届けする。
 ないことにされているように見受けられる世界に耳を傾け、まずは知ろうとすること。『SICK』を通じて輪が広がり、互いを認め合える世の中に変わっていくことを心より願っている。


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※今号より本誌の国内ディストリビューションを担当しています。書店に限らずお取り扱いくださるお店を募集していますので、ご興味をお持ちくださった方はCONTACTページよりお気軽にお問い合わせください
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