批評とサブカルをテーマにしたリトルマガジン『なんとなく、クリティック』、10年メモでもおなじみで同名のリトルプレスも発行していた『nu』、かつてディスクユニオンから発行されていた『DU』の編集人3名が集まり、2013年より始まった『なnD』。各々の会いたい人や話を聞きたい人に取材や寄稿をお願いし、写真も自分たちで撮影、年に一度発行を続けている。しかし、今年は制作開始の4月に緊急事態宣言が発令、さらに毎号先行販売と関連展示をしている西荻窪のFALLも休業し、一時はつくるきっかけを失ったと振り返るが、“今”の状況を記録する冊子を残そうと完成させたのが本誌である。
「今、そこから何が見えますか?」という問いかけに寄稿者17名が応答する。書き手へのその問いは、まるで自分自身に向けられているかのように突き刺さる。前号と比較すると薄さに驚くかもしれないが、もう二度とくることのない“2020年夏”の記録が今までのスタイルと変わらずにぎゅっと閉じ込められている。それぞれの文末には日付も添えられる。
2020年という後世に残る激動の時代を人々が確かに生き抜いた証として、この小さな紙のメディアは存在し続けていくのだと思う。
※以下寄稿者※
近代ナリコ、迫川尚子、キデンセン、山下賢二、毛利悠子、三宅唱、小森はるか、�盒鏡�宏、竹田和也、Eunice Luk、テンギョウ・クラ、グラスパーゆきこ、近藤恵介、三品輝起、小林英治、John Tang、tsehiuyu
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