嘘つきたちのための雑誌『(UNINTENDED.) LIARS(アンインテンデッド・ライアーズ)』の発行人である、きくちゆみこさんがそれとは別の位置付けで発行し続けているZINE。2012年に始まった『LIARS』は、周りの方を巻き込みながら編集する、情報でも事実でもない詩や短編などの小さなものがたりがもたらしてくれるたのしさを分かち合うために現実にこそっと開いたすきまの雑誌(LIARSより一部抜粋)。それに対して本誌は、完全にきくちさんの一人称で、時に過去の自分を打ち明けながら文章をつくりあげていく。
今号はZINE SONIC 2019に合わせて制作された。36歳の誕生日を迎える前後に書かれ、きくちさんがZINEをつくり始めたきっかけとZINEと自身の関係性について綴られる。2010年からつくり続けること10年。自身の過去と向き合うことで、「いま・ここで、わたしが『作りなおす』ための試みでもある(本文より一部抜粋)」。
誰に頼まれたわけでもなく、ときめきの赴くままにつくるという衝動。これこそがZINEの魅力だ。
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