感情をテーマとした『FeelsZine』の別冊的な位置付けのミニジン。海外のペーパーバックと同じくらいの判型で、小さなバッグやポケットにも入る薄さというサイズ感も魅力だ。
本誌の「Eulogy(賛辞)」は、10号目の「The Loss issue」から派生。家族の死別をテーマに募った詩とエッセイで紡がれる。冒頭には「永遠に心に刻む誰かを失ったときの愛と悲しみの感情は、私たちだけではないと思い出させてくれる」とあり、深い悲しみを共有することで前に進もうというメッセージが込められているのだと思う。
コンパクトなボリュームゆえ、英語が苦手な方でも理解しやすい。最近元気がないなとか、前向きになってほしいなと感じる人があなたのまわりにいるのであれば、思いやりを込めて贈ることもぜひおすすめしたい。
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※『GINZA』でのウェブ連載vol.11で紹介しました