わたしはおかねではかれない

440円 (税込)
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  • 創刊年
  • 2025年
  • サイズ
  • 130mm×182mm
  • 発行部数
  • -
  • 発行年
  • 2025年
  • Japan
  • 出版社
  • つちや温水プール
  • 仕様
  • ソフトカバー/32p


 「どうしてこんなにおかねではかるんだろう?わたしはおかねではかれない。はかられてたまるか!と思っていたとき(いまもですが!)の悲しみ・怒り・喜びがぎゅっとつまった一冊」と公式サイトで記している通り、金銭で価値を測られる現代への違和感を書き殴る、いや書き綴るジン。
 「つちや温水プール」の屋号で、各々の抱える悩みや思いを自然と話したくなってしまうようなぬるくてあたたかい場所をあらゆるところでつくり、ジンをつくり続けるつちやりささん。大学卒業後に就職した日系企業でフランスと日本を行き来していた彼女は、心身を壊して退職し、自身の内なる声に耳を傾ける。会社員時代、最も重視されたのは個人ではなく利益や売上などの数字だったと振り返る。当然かもしれないが企業は成長を求め続け、現代の日本の教育も個を伸ばすと言いつつも、社会の歯車になれとばかりに教えを説く。お金はわかりやすい指標であるからこそ大切だと刷り込まれているが、果たして本当にそうなのだろうか。お金で測れないものの方がよっぽど大事であると私は思う。問いに対してわかりやすい答えを求める現代に、答えは重要ではないと本誌は強く訴える。
 大事なものを見失いそうな、いまを生き急ぐすべての人に読んでほしい。平易な言葉で書かれているため、小学校高学年からであれば十分に理解できると思う。お金って何?社会って何?正しさって何?と問い直したいあなたに。超私的2025年のベスト・ジン。


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