内側の内側は外側 (わたしたちはどこへだって行ける)

1,980円 (税込)
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  • 創刊年
  • 2020年
  • サイズ
  • 171mm×147mm
  • 発行部数
  • 250
  • 発行年
  • 2020年
  • Japan
  • 仕様
  • ソフトカバー/185p


 これは言葉のお守りだと思う。まずはどこでもいいからページを開いてみて、その言葉の連なりに耳を傾けてほしい。ごくパーソナルなものであるはずの日記にあなたもなぜか救われると思うから。
 本誌は嘘つきたちのための雑誌『(UNINTENDED.) LIARS(アンインテンデッド・ライアーズ)』の発行人である、きくちゆみこさんがそれとは別の位置付けで毎年発行を続けているZINEの一つである。
 2020年4月から6月までの緊急事態宣言下での日記には、良いこともうまくいかないことも、その日食べたものもありのまま綴られる。パートナーの松樹さんと娘であるオンちゃんとの日々の記録だが、どこか遠くの世界の物語のようにも感じてしまう。それは突然私たちに舞い降りてきた現実に、私自身がまだフィクションを感じているからかもしれない。
 日記とは、自分の内なる声に耳を傾けることなのだと思う。声なき声を言葉としてアウトプットすること。そうすることで、「わたしたちは毎日わたしたちを乗り越え(おしまいにより一部抜粋)」ているという実感がより伴うのではないだろうか。読み終えて、久しぶりに付箋でびっしりになった。事あるごとに何度も読み返して、傍に置き続けたいと思う。


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