2015年に創刊し、以後年に1度のペースで2017年まで刊行された『GATEWAY』の新刊となる4号目が待望のリリース。首を長くして待っていたのは、私だけではないはず。テーマは、人の話を聴く。
グラフィックデザイナーの米山菜津子さんが主宰する本誌の特徴は、“オムニバス書籍”と謳うように、それぞれ独立させても成り立つコンテンツを合体させたようなディレクションにある。写真やテキスト、イラストが絶妙なバランスで混ざり合い、それぞれの一瞬を閉じ込める。“出入り口”と和訳される雑誌名の通り、どこからでも出入り自由だ。
奇しくも誰もが忘れられない年になったであろう2020年。ここには何が記録されるのか。
※以下主なコンテンツ※
巻頭リレーインタビュー 私は、人の話を聴けているのだろうか? 米山菜津子→加瀬透→原裕規→西まどか→Lee Kan Kyo/『会う、話を聴く、写真だけが残る』江崎愛/『翻訳について』奥村雄樹/『オルタナティブ写真(家)論』河野幸人(IACK)/インタビュー Angela Hill(IDEA BOOKS)/ドローイング 中納良恵/『わからない1.5』佐内正史 伊賀大介/小説『人の話を聴かない男』梶雄太/フォトエッセイ 工藤司/他