ついにこの日がきた。2004年にトラベルカルチャー誌『NEUTRAL』を創刊させ、その後『TRANSIT』に改名した本誌の33号まで編集長を務めた加藤直徳(なおのり)さんが新しく創刊させる雑誌が世に出るときが。2018年に創刊した『ATLANTIS』の続きが出ないと知り、加藤さんが編む雑誌を待ちに待って約1年半。いただいた資料には爆発しそうな加藤さんの雑誌への想いがしたためられていた。「雑誌を立ち上げるのはこれが最後のつもりでいる」という言葉からも覚悟が滲む。
リソグラフとオフセットを融合させた232pのボリュームを5,000部も刷るというのは前代未聞だろう。おそらく世界的にもないはずだ。アートディレクターは加納大輔さん。92年生まれの気鋭のグラフィックデザイナーだ。
まさにインディペンデント・マガジンの革命が起こる。その瞬間を目撃せよ。
※以下主なコンテンツ※
タラブックスの印刷現場を訪ねて/天竺より持ち帰ってしまったもの/インドで子育てをするということ/在本彌生 処女小説「聖なる河の聖なる怪物」/インド人の小さくも偉大な発明品/聖典ヴェーダーンタという名の「人生の教科書」/ユザーン「タブラ修行日記」/矢萩多聞「人形劇についていく」/ちょっと鬱っぽいのでインドに行ってみた
※2号以降はこちらからどうぞ(あいにく創刊号は完売しており、お取り寄せもできません)