金沢民景 #17

330円 (税込)
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  • 創刊年
  • 2017年
  • サイズ
  • 107mm×148mm
  • 発行部数
  • 1,000
  • 発行年
  • 2019年
  • Japan
  • 仕様
  • ソフトカバー/13p


 金沢市在住の建築家・山本周さんが企画した本誌は、街を歩きながら興味の赴くままに気になるディテールをあちらこちらから見つけ、テーマごとにまとめた観察日記のようなリトルプレスだ。観る視点だけでなく、実際に住宅に突撃してその成り立ちまで伺い、テキストにまとめている。“住民がつくり出した風景”だから、民景。今和次郎が提唱した考現学から発展した路上観察学の面白さをひっそりと教えてくれる。
 第十七号のテーマは、ピロティ。あまり聞き慣れない単語かもしれないが、2階以上の建物において1階部分を柱を残して屋外的な用途とした建築様式のこと。金沢らしい町屋を改修して生まれたものや「まるで家が道路の上に浮かんでいるよう」と表現するものなど、探れば探るほど一見普通の住宅に潜む面白さに引き込まれてしまうから不思議だ。
 製本は全て手製本で行われ、ミシン縫いで綴じられている。住民たちの個性を表しているようなカラフルな色合わせもたまらない。手のひらサイズなので、散歩のお供にも。


※2024年4月より価格改定を行いました
※他の号はこちらからどうぞ
※『GINZA』でのウェブ連載vol.12で紹介しました
※1部のみのため普通郵便にて発送しますのでご了承ください