2017年にグラフィックデザイナーの三宅彩さんが始めた『PLAYBACK LADY ZINE』は、まるでライナーノーツのような小冊子とミックスCDがセットになったZINEだ。
Marking issueと題した3号目は、長野県松本市のMarking Recordsの店主など三宅さんを含めて11人が、思い入れのある音楽とそれにまつわるパーソナルな話を綴る。同じ絵を観ても各々抱く感情が違うように、音楽のそれも同じだ。1曲を聴いて思い出す、人や景色や場所。100人いれば100通りのストーリーがあるだろう。時にその思いに共感したり、ちょっと心が痛くなったり、くすっとしたり。だから読んでいて面白いのだ。
毎号2色のリソグラフで刷られた独特なカラーリングと海外のファンジンを思わせるようなデザインも最高。
三宅さんは、ディストロ「No Lady Swears」も運営している。ぜひこちらもチェックを。
※『GINZA』でのウェブ連載vol.7で紹介しました
※2号目のNew Boy issueも当サイトオープン時より取り扱いしていましたが、プレオープンとして出店したイベントにて早々と完売してしまい(ご購入くださったみなさま、ありがとうございました)掲載もできておりません。