『Sakumag Zine』待望の2号目は、アリゾナと沖縄で佐久間さんが目の当たりにした秘密の儀式についての記録。自身の興味への確固たる意志が繋ぐストーリーに、ページをめくる手が止まらなくなる。
広大な大陸にあるアメリカ合衆国と島国である日本。広さに関わらず多様な価値観と文化があり、誰もがまだ知られざる世界があると思う。興味の矛先を自由に向けることができる私たち人間は、自分次第で世界をいかようにも広げることが可能だ。side Bの結びに、激しく共感した。
1号目では中心に近づくたびに交わっていた赤と青のインク。オレンジと緑に変わった今号では、一切交わることなくそれぞれの物語を終える。その理由については、ぜひ読んで思いを巡らせてほしい。デザインは、長嶋りかこさん。
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※『GINZA』でのウェブ連載vol.4で紹介しました