“土地を耕し 豊かな緑や花 果実を蓄えるように”と始まるイントロダクション。思わずポケットに忍ばせたくなるコンパクトなサイズ感…なにごともない日常に寄り添い励ましてくれるのは、いつだって言葉だ。
ミュージシャンで文筆家の江原茗一さんとコックで文筆家の河村実月さんが主宰する(肩書きも素敵だ)本誌は、そんなことを教えてくれる文藝誌だと思う。参加する方も紡がれるそれぞれの物語もジャンルレスであるゆえ、きっと心に響く言葉がみつかるはずだ。第2号となる今号では、読者からの寄稿を募集し掲載する試みも。
小さな光がだんだん眩しくなってくるような、そんな予感を感じさせる期待の文藝誌。