Anthony & Pat Mascolo夫婦が創刊させたヘアカルチャーに特化した本誌は、さすがはVidal Sassoonを生み出したイギリスはロンドン発。長く業界に携わってきた彼ら夫婦は、様々なヘアアーティストによる作品発表の場を雑誌という形で設けることで、互いに刺激し合うような環境づくりをしたかったという。
今号のコントリビューターは33組、写真とインタビューを挟みながらの誌面構成は296ページの大ボリュームだ。“カラーの母”と呼ばれるAnnie Humphreysのインタビューやニューヨークのバーバーショップ、髪で巻かれたフィギュアについてや髪を使ったコラージュ作品などかなりアバンギャルドなヴィジュアルが続く。
厚みと重さのある1冊を通して感じられるのは、“髪”への無限の可能性と情熱。
“髪”に携わるお仕事をされているすべての人へ。